左右のモールを緩めると、スケールを±3mmの範囲で調整できます。調整後は左右のモールを締めてください。スケールの基線に合わせるときに便利です。
スケールを一番手前に移動すると、スケールが反転できます。図面の貼り替えや図板の清掃等に便利です。
スケールに衝撃が加わり、スケールが傾いた場合の調整方法をご説明します。
この調整は、シンクロベルトの山とコロの山の歯飛び現象を直すモノです。ゆっくりとていねいに引くだけで、工具を使わずに調整することができ、平行の精度に悪影響を与えません。
(1)スケールが傾いている場合
(2)一方を手前に引きます
(3)引き寄せた方を押さえ、もう一方をゆっくりと強く手前に引きます。このときカチッと音がして、2mm程度平行方向に動きますので、これを繰り返して平行にします。
背面にある脚(2カ所)を立てると、図板が傾斜します。脚(2カ所)を閉じると元に戻ります。
(1)フローティング量をゼロにしたいときは、つまみ(左右)を上方向に回転させます。
(2)フローティング量を大きくしたいときは、つまみ(左右)を下方向に回転させます。
《参考》
ヒンジはセミダブルヒンジとなっていますので、スケールの奥側を起こすだけでなく、手前側も10mm程起こすことができ、厚紙にも対応できます。
鉛筆受内側右端のブレーキレバーの手前側を倒すとブレーキが利きます。ブレーキレバーの奥側を倒すと解除できます。