HP Jet Fusion プリンティングソリューションは、プロトタイプから最終製品までの製造方法を革新し、高品質の製品を最大10倍のスピードと半分のコストで実現します。
均一で優れたパーツ品質
高い生産性
パーツコストの最小限化
HP Jet Fusion 4200は、プリンタ本体、プロセッシングステーションと移動式のビルドユニットの3種類の装置で構成されます。本機で使用する材料は、着脱可能なビルドユニット内に備えています。同時に造形物もこのビルドユニット内に積み上げられ、造形後は冷却のために3Dプリンタ本体から取り出すことができます。取り外された後、新しいビルドユニットをプリンタ本体に装着することで、冷却時間を待たずに連続造形が可能になります。造形後のビルドユニットはプロセッシングステーションに運び、造形物の取り出しから、残された材料のリサイクルと充填を行います。
プリンタ本体
ビルドユニット
プロセッシングステーション
付帯設備
HP Multi Jet Fusion テクノロジーでは不要です。これにより大幅に設備投資が削減できます。
付帯設備として必要なものは次の装置です。
既存の競合製品と比べ最大10倍の生産スピードで、高品質で機能的なパーツを生産することができます。既存の3Dプリンタに搭載されている「点」で造形していく低速の造形方法とは異なり、HP Multi Jet Fusion テクノロジーでは、「面」で造形することにより他に類のない造形スピードを実現します。
基本的な造形プロセス
基本的な造形プロセス
材料の硬化プロセス
高い材料再利用率
高い再利用率(80%)のため材料の廃棄がほとんど発生しません。
造形スピードを活かしたワークフロー
2台のビルドユニットを使うことにより、ほぼ連続して造形することが可能になります。
HP Cloudの接続と安心のHPケアパックによる充実のサポート
HP Cloud 接続により機械の状況をリアルタイムで確認可能。もしものエラー発生時、安心のHP ケアパックと合わせ迅速な復旧対応が可能となります。
※クラウド接続ではジョブ内容、パーツデータ、パーツ、ファイル名は収集されません。
複雑な設計構造も造形可能
サポート材料が不要なので、複雑な構造設計も実現可能です。複数の部品をネジなどで組み立てる構造体を1つの部品で実現できるので組立工数や検査工程の削減、重量削減につながります。
高い機械特性
一般的に積層方向の強度が弱いとされる3Dプリンタ技術ですが、Multi Jet Fusionテクノロジーでは、異方性の少ない機械特性を実現。より最終製品に適した部品などの生産が可能になります。
ナイロン12(HP 3D High Reusability PA 12)
カテゴリ | 測定値 | 値 | 計測方法 |
---|---|---|---|
一般特性 | パウダー融点 | 187 °C / 369 °F | ASTM D3418 |
粒子サイズ | 60 μm | ASTM D3451 | |
パウダーのバルク密度 | 0.425 g / cm³ | ASTM D1895 | |
パーツ密度 | 1.01 g / cm³ | ASTM D792 | |
機械的特性 | 伸張強度、最大荷重、XY | 48 MPa / 6960 psi | ASTM D638 |
伸張強度、最大荷重、Z | 48 MPa / 6960 psi | ASTM D638 | |
引張係数、XY | 1700 MPa / 247 ksi | ASTM D638 | |
引張係数、Z | 1800 MPa / 261 ksi | ASTM D638 | |
破断時の伸び率, XY | 20% | ASTM D638 | |
破断時の伸び率, Z | 15% | ASTM D638 | |
曲げ強度 (@ 5%), XY | 65 MPa / 9425 psi | ASTM D790 | |
曲げ強度 (@ 5%), Z | 70 MPa / 10150 psi | ASTM D790 | |
曲げ弾性率, XY | 1730 MPa / 251 ksi | ASTM D790 | |
曲げ弾性率, Z | 1730 MPa / 251 ksi | ASTM D790 | |
アイゾット衝撃切痕 (@ 3.2 mm, 23 ºC), XYZ | 3.5 kJ / m² | ASTM D256 Test Method A | |
温度特性 | 加熱たわみ温度(@ 0.45 MPa, 66 psi), XY | 175 ºC / 347 ºF | ASTM D648 Test Method A |
加熱たわみ温度(@ 0.45 MPa, 66 psi), Z | 175 ºC / 347 ºF | ASTM D648 Test Method A | |
加熱たわみ温度(@ 1.82 MPa, 264 psi), XY | 95 ºC / 203 ºF | ASTM D648 Test Method A | |
加熱たわみ温度(@ 1.82 MPa, 264 psi), Z | 106 ºC / 223 ºF | ASTM D648 Test Method A | |
リサイクル性 | 安定性能への回復比率 | 20% | |
認証 | 医療生体適合性(米国Class I-VI および米国FDAガイダンス適合)、RoHS11、EU REACH、PAHs |
HP Jet Fusion 4200 プリンタ
プリンター機能 | テクノロジー | HP Multi Jet Fusion テクノロジー |
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モデリングエリア(x, y, z) | 380×284×380 mm | |
モデリングスピード | 4000 cm³ / hr | |
レイヤー厚 | 0.08 mm | |
プリント解像度(x, y) | 1200 dpi | |
外形寸法(幅×奥行き×高さ) | プリンタ | 2210×1250×1448 mm |
出荷梱包外寸 | 2300×1325×2068 mm | |
オペレーションエリア | 3700×3750×2500 mm | |
質量 | プリンタ | 750 kg |
出荷梱包重量 | 945 kg | |
ネットワーク | 以下の規格に準拠するギガビットイーサネット(10 / 100 / 1000Base-T) TCP / IP、DHCP(IPv4のみ)、TLS / SSL | |
ハードディスク | 2 TB(AES-128暗号化、FIPS 140、ディスクワイプDoD 5220M) | |
ソフトウェア | 同梱ソフトウェア | HP SmartStream 3D Build Manager、 HP SmartStream 3D Command Center |
サポートファイル形式 | 3mf、stl |
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認証済みサードパーティ製ソフトウェア | HP用Autodesk® Netfabb® Engine、HP Multi Jet Fusion 用Materialise Build Processor搭載Materialise Magics | |
電源 | 消費電力 | 9 〜 11 kW(標準) |
必要条件 | 三相入力電圧200 -240V (±10%) 50 / 60Hz 48A(繰り返しピーク最大60A) |
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適合規格 | 安全性 | IEC 60950-1+A1+A2 準拠;米国およびカナダ(UL規格認証済);EU(LVDおよびMD準拠、EN60950-1、EN12100-1、N60204-1、およびEN1010) |
電磁適合性 | 以下を含むClass A基準に準拠する:米国(FCCルール)、カナダ(ICES)、欧州連合(EMC指令)、オーストラリア(ACMA)、ニュージーランド(RSM) | |
環境基準 | REACH | |
保証およびサービス適用を含む | 1年間標準保証 |
HP Jet Fusion ファストクーリングプロセッシングステーション
特徴 | 自動ミックス、自動振るい、自動充填、半手動取り出し、高速冷却 、大容量(300L)マテリアルカートリッジ | |
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外形寸法(幅×奥行き×高さ) | 2995×940×2420 mm(外付けストレージタンク含む) | |
出荷梱包外寸 2384×1176×2181 mm |
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質量 |
本体のみ 480 kg 装填済み 810 kg |
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出荷梱包重量 550 kg | ||
電源 | 消費電力 | 2.6 kW(標準) |
必要条件 | 単相入力電圧200 〜 240 V(線間)、最大19 A、50 / 60 Hz | |
適合規格 | 安全性 | UL 2011、UL508A、NFPA、C22.2 NO。13〜14準拠;米国およびカナダUl規格認証済);欧州連合(MD準拠、EN 60204-1、EN 12100-1およびEN 1010) |
電磁適合性 | 以下を含むClass A基準に準拠する:米国(FCCルール)、カナダ(I CES)、欧州連合(EMC指令)、オーストラリア(ACMA)、ニュージーランド(RSM) | |
環境基準 | REACH | |
保証およびサービス適用を含む | 1年間標準保証 |
※最新の情報はHPホームページで確認する必要があります、営業担当者へご相談ください。
搬入前の確認事項
事前にサイトプレパレーションによる設置基準を満たしているか確認する必要があります。
設置環境について
以下の動作環境を準備ください。
動作時の温度 | 20 〜 30℃ |
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動作時の湿度 | 30%〜 70%(結露なきこと) |
保管時の温度 | -25 〜+55℃ |
保管時の湿度 | 90%未満(結露なきこと) |
電源の仕様
地域の法規に応じた有資格電気技術者にご相談ください。
プリンタ (ライン間で200 〜 240V の三相設定) |
プロセッシングステーション (ライン間で200 〜 240V の単相設定) |
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電源コードの本数 | 3 線+PE | 2 線+PE |
入力電圧(ライン間) | 200 〜 240V(±10%) | 200 〜 240V(±10%) |
入力周波数 | 50/60Hz | 50/60Hz |
消費電力(通常動作時) | 9 〜 11kW | 2.6kW |
最大負荷電流(一相あたり) | 48A(繰り返しピーク最大60A) | 19A |
分岐ブレーカーの仕様 | 3 極、50/60A | 2 極、25A、タイプJ |
適切な印刷作業領域の準備
作業領域 | プリンタ | プロセッシングステーション |
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幅×奥行き×高さ | 3700×3750×2500 mm | 4195×2590×2500 mm |